予定分娩の日

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思い出しついでに、息子が産まれた日のことを書くことにします。

息子が生まれたのは2005年7月。梅雨で、毎日しとしとと雨が降っており、出産のため入院していた時期は比較的涼しくて助かりました。

GWの頃は、暑くて困りましたけど(笑)

私は「誘発」で「予定分娩」だったのですが、なにせ何をするにも初めて。

「ほぉ~そういうもんか~」

と思いつつも、ひとつひとつの処置が不安だったりしましたねぇ。

誘発を行います、と聞いてはいたものの、具体的にどうするのかは全く知らず、なんとなく

「陣痛促進剤を使うんだろうな~」

とか思っていました。しかし入院してからは、結構なハードスケジュール。

午後3時に入院し、すぐに剃毛・浣腸、その後子宮口を開くための「メトロ」という風船を身体に入れ、食事が済んだらその風船に重りをつけて引っ張る(!)という。

ヘンな感じでしたよ~(笑)痛くはないものの、ずーっと股間に異物があるのよ!引っ張られてる感覚は確かにあるし。

重りをつけて2時間くらい、生理痛のような感じがありましたね。人によってはその刺激で陣痛が起きたりするらしいんですが、私はじきに治まってしまいました。

重りをつけている間はベッドにじーとしていなくてはいけない。トイレに行くときは看護師さんを呼んで、重りを外してもらうのです。眠れなさそうな状況でしょう?

でも、ぐーすか寝てしまったの、私(笑)

翌朝8時ごろ助産師さんにさわやかに起こされ検温。夜中のうちに風船は抜けました。どうやら、ある程度子宮口が開くと自然に抜けるものなのらしい。

朝食をとり、9時頃に「処置室にきてね~」と言われて移動。

なにすんのかな~と思ったら人工破水。ぷつっ、と音がして羊水がざばぁと出ます。

「えっっ、てことはもう子供の居場所はないのね。もう、すぐ生まれてくるのね」

その処置の前か後か忘れましたが、なにやら錠剤も飲みました。で、点滴をつけ、お腹の張りと子供の心音 (?) を調べる機械をつけて横になります。

緊張するなぁ。いよいよなのね・・・んー・・・痛い。痛くなってきましたよ(汗)

機械からはなにやら赤い線が書かれた紙がどんどん出てくる。助産師さんがその紙を見て、

「いい感じになってきたわね。お母さんに電話しましょうか」

と言ってくれたので、お願いしました。

しかし、母・・・。

その頃住んでいたアパートと病院は、タクシーで10分かかるかどうかの距離。

しかし、母が到着したのは、電話から1時間以上経ってからでした。

後から聞いたところによると、

「初産だし、どうせ時間がかかるだろうから、ゆっくり行こうっと」

と思いスカパーで映画を見てたんだって(涙)

さすが、孫も7人目になると落ち着いたもんだね!

さて落ち着き払った母が到着。身内がくると甘えが出るのか、一層痛みがましたような気が。

「うう~・・痛いよ~おかぁちゃん・・」

「これは痛いんだ。しょうがないよ」

腰を丸く、強くさすってくれる母。うう、気持ちいい。心強いなぁ・・・。

ひとさすりしてくれたところで、再び助産師さん登場。

「お母さん、一度出てください。様子をみますね」

すみやかに母退場。

助産師さんが手で内診します。

「まみろうさん、もうここまで赤ちゃんきてるよ!もうすぐ会えるからね~。今度陣痛がきたら、いきんでみようか

い、いきむの?!ここで?!

ここ、待機室ですけど。両隣に、人がいますけど。妊婦さんの他に、ご主人らしき男性とかもいますよ!?・・・カーテンは引かれてるけどさ・・・とか思いつつ、実はもういきみたくてしかたない。

そんなこんなのうちに、痛みはずみずみずみ~と大きく。

「ふんむっ」

いきんでみました。いきむと、楽。そうか、いきみたいのを我慢するのが辛いんだな。

とか今は冷静に書いてますけど、進行中はもうなんかどうにもこうにも(笑)経産婦なら、わかるはずよね!

その時、助産師さんは何かを感じたらしくさっと立ち上がりました。

「よし、分娩室に行きましょう!

えええっ、もう・・・?!

母、今来たばかりですよ?!

つづく。

コメント

  1. のこちゃん より:

    分娩ネタつづきますね。
    で、私も思い出しました
    メトロやったわ~私も
    2人目のときに。
    陣痛起こってから入院したものの、パタリと陣痛がやみ、一回家帰る??なんて言われ、いや、もう産みたいんで産ませてくださいと、お願いしました。
    なんせ上の子、義母とお留守番させてるわけだから早く産んで早く帰りたかった。
    ひどい目に合わされててもやっぱ上の子優先なんだな。(ブランコ等にこだわっている)
    で、なんやかんやで陣痛が来て分娩台へ
    その時、自分を馬鹿だと思ったね、こんな痛み忘れてたなんて~~~!!
    一人目のときは産み終えた後、涙が出たものですが(感動して)
    2人目のときは、看護婦さんに「シャッターお願いします」と言って、赤ちゃんお腹に乗せてる写真を撮ってもらった。
    (出産後の産声のテープを産院が撮ってくれててちゃっかりその声が入ってる!!)
    人それぞれドラマありなんでしょうね~~~

  2. まみろう より:

    >のこさん、いらっしゃいませ。
    続きますよ~なんせ「40代高齢出産」ってカテゴリ作っちゃったもんね!今後も妊娠中や出産後の話を書きますわ!
    でもね~、高齢だから大変だったってことは、実はなかったんだよね~。出産は誰でも大変だし、高齢だってことより母体が健康かどうかが大事だと思うわよね。
    >>自分を馬鹿だと思ったね、こんな痛み忘れてたなんて
    ははは!そういうもん?でも忘れないと、子孫繁栄しないよね~。うまく出来てるよ、ホントに。
    コメントありがとうございます。

  3. ぷこ より:

    出産にまつわるネタ、尽きませんね?。
    私も二人目は楽なはずと思い込んで、いざ陣痛ってときに、あんまり痛くてびっくりしました。
    旦那に「上の子のときの方が楽だった気がする?聞いてない!こんなに痛いの!!!」とクレーム(?)つけたら
    「上の子のときもすっごい痛そうだったけど?」
    と素で返されました(笑)
    3人産んだ友達によると、陣痛室入って「そうか。痛いんだった」と後悔したそうで(爆)
    病気や怪我であんなに痛い重いをしたなら、しばらくは寝たきりだろうと思いますが、産んだら忘れちゃうんですよね?。

  4. まみろう より:

    >ぷこさん
    ははは!!やっぱりそうなんだ、皆忘れるんだ!うまく出来てるよな~。聞くところによると、つわりもその都度違うとか。4人産んでる友人は、つわりが段々酷くなって、4人めの妊娠中期には寝たきりだったそうな。でもお産自体は楽だった(早かった)んだって~。しかしぷこさん、旦那様に「聞いてない!」って訴えても(笑)
    男性に陣痛と同じショックを与えたら耐えられないって聞きますよね。分娩が終わったら本当に全く無痛になるのが凄いよね!いや、子宮の収縮とかで痛いけど、そっちは生理痛程度だし。つくづく、女は強いのね(笑)
    コメントありがとうございます。