購読しているメルマガでお奨めされていた漫画「鈴木先生」。
本のジャケ買いが得意なわたくしだけど、これは例えば書店で平積みされてても買わなかっただろうなぁ。
絵柄が苦手な感じ。3巻の表紙なんて、ホラーみたいだし。
しかしこれをお奨めしていたメルマガのリンクでWEB立ち読みして、すぐ買ってしまいました。
いやー、面白い。
話が突然っていうか、状況の説明とか全然なくていきなり事件が起き、解決に向けて「鈴木先生」が苦悩する。
過去の事件とか、教師同士の相関図とか説明なし。読み進めていくうちに、ああこの人とこの人は昔確執があったのか、とかがわかってくる。
こういう手合いを読みなれていない人には、さっぱりわからない話、という印象を与えてしまうかも。
話はとっても真剣なんだけど、読む側がなんともいえない異物感を抱えたまま、読み進めていってしまうの。
その異物感は”おかしみ”であったり、”嫌悪感”だったりする。ミョーに癖になる読後感。
中学校の先生が、教え子である女生徒の裸体を想像したりする描写があるんだけど、そこに強烈に嫌悪感を感じる方もいるようですね。
わたくしはあまり嫌悪感は感じなかった。
ま、そんなこともあるだろって感じ。
しかしこの絵柄、一般ウケはしにくいでしょうね。なんというか「同棲時代」(ふ、古)みたいな感じ。
劇画調、といえばいいのか。
でも内容は古くないですよ。鈴木先生、まさに現代の若者気質だし。
教育の現場って、こういうものかも知れませんね。
コメント