劇団☆新感線の舞台「蒼の乱」を見てきました

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すっかり舞台感想ブログ(そして小西遼生ブログ)になりつつある

まみろうチャンネルでございます。

ちゃんと運動もしております。化粧品・美容品も色々試しております。

全然紹介、出来てませんが・・・(汗)

身体がふたつ欲しい!!とか言っても、ふたつに分かれたところで両方私。

どっちみち「楽しい事は私がする!」などと同一人物が争う姿が目に浮かびます。

ほほほほほ(弱笑)

ここんとこ試してる化粧品や美容品は、近いうちにまとめて紹介したいと思います。待ってる人はいなくても、話したいから記事にする~(笑)

 

さてさて、昨日は劇団☆新感線の2014年春公演「蒼の乱」を観てきました。

天海祐希さん、松山ケンイチさん、早乙女太一さん、平幹二朗さんと豪華メンバーが彩る いのうえ歌舞伎とあって、楽しみにして行ってきましたよー。

劇場は東急シアターオーブ。

私は初めて行きました。本当は、昨年の1月に行ってたはずだったんですけどね・・・。

三浦春馬くんの舞台を観に行くはずだったのに、前日に高熱を出し、当日は息子が熱を出したため行けなかったのでした(涙)

しかし今回はなんのトラブルも無く無事にたどり着きましたよ!

劇場前にはポスターが

渋谷ヒカリエの11階と高層にある劇場で、そこまで登って行くのもちょっと手間でしたが、劇場に入ってみたら。

2階席が!た、高いー!!(震)

赤坂ACTシアターも2階席の傾斜がきつくて私にはちょっと怖いんですけど、シアターオーブはもっと高い感じ!

しかも、2・3階にあたる部分の、上手・下手にそれぞれ宙に浮くようにして張り出したお席がある!!

あの席だったら、私ひざが震えて座ってられないかも(高所恐怖症ぎみ)

私のお席は2階席最前列のど真ん中でした。

始まる前は高さにビビリ半泣きでしたが、始まってしまったら舞台の端から端まで見え、舞台上の仕掛けもしっかり観る事が出来て良かったです(笑)

平日の昼の回でしたが、お席はすべて満席。立ち見のお客さんもいました。

 

さて、ここからはネタバレですよ。

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時は戦乱の世。京の都で貴族どもが贅を尽くした暮らしをしている中、民百姓は重税に苦しみ、日々の食べる物にも事欠いていた。

左大臣は、夜な夜な謀議と酒席に耽り、渡来人を招いては戯れに殺す遊びに興じていた。

そうとは知らず館に招かれた、渡来人の蒼真(そうま・天海祐希)と桔梗(ききょう・高田聖子)。

舞いながら矢を放つ占いを行うが、東西で国家大乱が起きるという卦を出してしまったため、その咎を理由に殺されそうになる。

しかし、館の近衛兵を勤めながら左大臣の行いに嫌気がさしていた将門小次郎(まさかどこじろう・松山ケンイチ)に、命を救われるふたり。

小次郎は東の国、相馬から都に仕官しに来ていたが、貴族ばかりが贅沢な暮らしを続けている姿に辟易し、生まれ故郷に帰ろうとしていた。

 

左大臣の館から異国人ふたりを助けた罪で追われる身になった小次郎だが、帳の夜叉丸(とばりのやしゃまる・早乙女太一)と名乗る盗賊に助けられる。

3人に合わせたい人がいると、西の海に連れて行く夜叉丸。

そこに待っていたのは、蒼真と桔梗のかつての仲間で、今は大海賊としてその名を轟かせている純友(すみとも)だった。

純友は西の海での反乱を計画しており、小次郎に故郷の東の国で反乱を起こすよう促す。

東西で大きな反乱が起きれば、中央の力は分散し国家転覆が謀れるだろうというのだ。

陰謀とは無縁の、野生の血で武士として生きてきた小次郎には気が進まない話だが、都にいられる訳もなく、ひと時故郷に戻ることにする。

しかし故郷では伯父たちが好き放題の悪政を敷いており、小次郎の母も、民衆たちも疲弊しきっていた。

あまりの理不尽さに腹を立てた小次郎は、親友ともいうべき愛馬の黒馬鬼(くろまき)と共に伯父たちを蹴ちらす。

東国の武士として、伯父たちを斬ろうとする小次郎を止める蒼真。「不要な殺しは憎しみの連鎖を生む」と諭された小次郎は伯父たちを解放する。

 

東国の地でお互いの気持ちが通じ、結ばれる小次郎と蒼真。しかし平穏な日々は続かない。

小次郎の勇猛さを見込んだ蝦夷の王、常世王(とこよおう・平幹二郎)が、西の海賊王・純友が言ったのと同じように、東国の地で反乱を起こすべしと促す。

先に小次郎たちを助けた夜叉丸も、常世王の手の者だった。

腐敗した政治を改善するには それしかないという常世王の言葉に動かされ、反逆の狼煙をあげる小次郎。

勇猛に戦い続ける小次郎だが、反乱が成功した後の政治を心配する蒼真。

実は、蒼真には、自分の国で反乱を起こし成功させたものの、その後の政治力がなく国を滅ぼす原因を作ったという過去があったのだ。

小次郎に同じ過ちを繰り返させまいと必死に止める蒼真。大願成就のために蒼真が障害になると考えた常世王の側近の術で、混乱し蒼真を斬ろうとする小次郎。

我に返った小次郎は衝撃のあまり、故郷を飛び出し行方知れずになってしまう。

小次郎が失踪した後も、小次郎の故郷と民衆を守り続ける蒼真。

やがて都の軍勢が攻め入ってくると知った蒼真は、自らを将門御前として立ち上がり、東国の軍勢を率いて立ちあがる。

 

その頃、都をさまよっていた小次郎は空腹のあまり米泥棒をしてしまいそうになる。

そこに通りかかった弾正叔人(だんじょうよしと)は、西の海の海賊・純友にも、戦わずしてて海賊をやめさせる手だてがあると説得している人物だった。

叔人の働きかけにより、奥の大王と呼ばれる殿上人に会い、常世王と大王の関係を聞く小次郎。

常世王は自らの恨みを晴らすために小次郎たちを利用している、と聞かされた小次郎は、名前を捨て都軍の副大将として戦うことになる。

愛した男の故郷を守ろうと、将門御前と名乗り戦う蒼真と、今は俵の平太として都軍を率いる小次郎は、東国の地で顔を合わせる─────

↑↑↑↑↑ ここまで ↑↑↑↑↑

 

お話がね~、テンポ早い(笑)20分の休憩をはさんで、前半100分、後半110分あります

上記のあらすじは、かなり端折って書いてます!もっともっと色々と小技が効いてるよ。ひとつひとつ説明するのはとてもムリ。

すごく詰め込んである話なのに、テンポも良く舞台転換もスムーズで、全く飽きませんでした。

新感線のお芝居はちゃんと見るのは初めて。なので毎回そうなのかは分かりませんが、かなりパロディが入ってると感じました。

黒馬鬼なんてもろ、ライオンキングじゃん!って感じだし、天海さんの台詞にも、「あっ、これはあの作品の台詞・・・」というのがありました。

あとはミュージカルのパロ?と思えるような演出(というか歌の部分)がちらほら。これジーザスクライスト?とか、エリザベート??とか(笑)

前半は小次郎の話、後半は蒼真の話って感じだったのも、分かりやすくて良かったですね。

 

ただ、残念なのは、ケンイチくん扮する小次郎のキャラが、いまひとつ感情移入しづらかったことですかね。

天海さん扮する蒼真に、そこまで(命がけで)愛される人物像には、作れてなかったように思います。

ケンイチくんは野生児全開の演技がとても良かった(笑)手脚の長さを活かした殺陣も、迫力ありました。

天海さんは立ち姿も発声も綺麗~すごくキレイでした!宝塚出身の人って皆さん、立ち姿がものすごく美しい!

舞台上で自分を一番美しく見せる動きや止めを知り尽くしている感じがします。お金が取れる美しさってこういうことね、ってしみじみ思う。

女性として魅力的でありながら、大切なものを守るために雄々しく立ち上がる蒼真は、天海さんにピッタリでした。

そして今回、舞台を見ていて一番引き付けられたのは早乙女太一さんでしたね~。

殺陣が早い!身が軽い!!美しい!

くるりくるりとスピンしながらの殺陣は本当にカッコ良かったし、回転する舞台装置の上で移動しながらの殺陣は、2階席で見られて本当に良かったと思いました。

壁面に映る、あるいは床に落ちる影まで計算されていた殺陣シーン。美しかった!

舞台美術も素晴らしくて、舞台らしい舞台をたっぷり見た、という感じでした。ラストはセットではなく布と照明で表現していたけど、絵画的な美しさで涙が出ましたよぅ。

 

ところどころに出てくるケレン味たっぷりの、わざとらしいくらいの演出は、前半は違和感があったけど、お話が進むにつれて慣れてくるね(笑)

でも最後の頃はちょっと食傷気味になったかな。いちいちキメ台詞のたびに「カカッ」とか「どどん」とか入らなくてもいいのに、って思いました。

あれが特色なんだろうけどね~。何度も見てると、あれが無いと物足りなくなってくるかも。とも、ちょっと思った(笑)

パンフレットも大きくて美麗。サントラCDも売ってたから、買っちゃった

サントラはまだ聴いてませんが、歌入りだそうなので天海さんの歌声も入ってるかな?楽しみに聞いてみたいと思います!

蒼の乱は渋谷・東急シアターオーブでは2014年4月26日まで、大阪・梅田芸術劇場では5月8日から27日までの公演だそうでーす。

役者の皆さんの動きも本当に美しくて、素敵な舞台でしたー。

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