ステマことステルスマーケティングがだいぶ話題になってましたが、ほとんどの方は「何を今さら」と感じたのではないかしらん。
雑誌に記事のフリして載ってる広告も、愛用者のフリする読モの皆さんも、仕事でやってるのは中身を見ればわかること。大騒ぎするのは滑稽に思えますねぇ。
どんな広告を見せられようと、どんな評判を聞こうと、買うか買わないかを選ぶのは自分なのですから、最終的には自己責任であることを忘れてはいけませんわ。
「絶対儲かりますから」
って言われて投資話に乗ったら大損こいた、って人をあまり同情する気にならないように、ステマ被害に遭った、って話にはあまり同情できません。
そもそも「私もステマの被害に遭いました」って言ってる人の体験を聞いて、
「?それって被害なの??」
と思うことがとても多い。
食べログのステマについて知った人が、
「そういえば先日旅行先で行ったレストランは、食べログでは評判が良かったのに料理が出てくるのは遅いし美味しくないし、酷かった!私も被害に遭った一人だ!」
とか言うのは、まぁ外食してお金を使ったのに満足が行かなかったのは残念でしたけど、それはステマ被害に遭ったのではなく、ハズしただけだと思うんです。
レビュー記事を読む時に、そのレビューが本当に美味しいと思って書いた人の文かどうかを読み取ることが出来なかっただけ。
特に料理はね。味なんて好みは千差万別だし、旅行先ってことなら食習慣も違う場合もあるし。
世間の人にはどんなに評判が高くても、自分は受け付けないってことはよくあるし、逆に人はボロカスに言うけど自分には納得のいくものだった、ってこともあります。
でね。
そういえば口コミとかランキングとか、なんでこんなにたくさんあるのかなぁと思ったんですけど、これって
「失敗したくない」
気持ちが強い人が多いからだよね。
モノでも人でも、見る目を養うには時間もお金もかかるのよ。失敗しないと、自分にとって最良はどんなものかを知ることはできないの。
だから口コミやランキングを見てもいいんだけど、鵜呑みにしないで選別する目を養わないとダメだし、自分で経験して得た知識や勘にはかなわないと知った方が良いと思うんです。
自分は失敗しないで、お金もかけずに常に一番良いものに当たりたいと願うのは、まぁ気持ちはわかるけど虫が良すぎるよね(笑)
私も@コスメとか価格.comとか、口コミサイトは良く見るし、Amazonのレビューも読むし、参考にします。でも考えてみたら「アラ探しのために口コミサイトを見てる」のよ私。
人が何かをすごく褒めてても欲しくなることはなくて、どっちかというと
「これを買ってもいいかどうか?」
と迷ってる時に、どんな点が困ったかについて口コミを探しますね。
だから、星がたくさんついてる口コミは基本的に読まないのです(笑)
それで買った人が後悔している点、困った点が自分の心配していることと合致しない場合(自分には困ったことではない場合)は、総合評価が低くても買います。
結局は、自分で使ってみないと分からないから。
それに、たまーにだけどライバル社の人が意図的にけなすレビューを書いてることがあるからね。目安にはなるけど、アテにはできないくらいの気持ちで読んでます。
私のブログを読んでくださってる皆さんも、そこは同じではないのかしら。私が好きだって書いたものを片っ端から買っている人はいないと思うし、欲しくないものは買わないでしょうからね。
食事についてはねー、私は人の意見は全くアテにしない。
だって同じものでも体調や気分で美味しかったり不味かったりするし、たとえば行列が出来るお店で、「さすがに美味しい!」って思った事あまりないもん。
「美味しいけど、そこまでのものじゃ・・・」
って感想が圧倒的に多い(笑)
大失敗でも構わないくらいの価格の物なら、調べもしないで買うことも多い。そりゃ皆そうだよね、たとえば200円のチョコレート買うのに、レビュー探す人はいないでしょ。
だから自分が納得いく価格のものならまず試してみればいいし、慎重になる価格のものならダメだっていう人の意見を聞く。そして自分の見る目を養うべきだと思うのです。そうすれば、たとえ世の中がステマだらけになったって平気よ。
コメント
確かにそうですね。
お金を払って手に入れるのは「自分」なのに、何故ひとの評価を気にするのかわからないです。
失敗した時の言い訳にしたいのかな、と思いつつ。
レビューはあくまで「参考」で。
行きたければ、食べたければ自分で試してみる。
失敗してもなんでも、その方が清々しくて気分いいです。
>しーたさん、いらっしゃいませ。
迷う時にはアドバイスが欲しいと思うのは理解できますが、人が勧めているものだから買うってなんか違いますよね(笑)
どこかで「自分で決めたんじゃない」と思いたい気持ちがあるのかもしれないですね。そのへん、自分では何もやらないで批評ばっかりしている人と、似たものを感じます。
失敗がネタになることも多いですもんね!何でも楽しまないと(笑)
コメントありがとうございます。