新宿二丁目のほがらかな人々 ダメ男を好きになるのは、なぜ

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「泥沼の色恋沙汰は若いうちにしておけ」がモットーのまみろうです。

年取ってから色恋の泥沼にハマッてるとカッコ悪いよ、ってのもありますが、恋愛関係って人間関係の凝縮だったりするので、若いうちに経験をしておくと、後々人の気持ちが分かるようになると思うのね。

だから、若くて立ち直りが早いうちに傷ついておけと(笑)

とはいえ、ただ数をこなせばいいってもんでもない。色んなタイプの人を好きになったり付き合ってみたりして、自分の中にある「ある気持ち」に気づくといいと思うんですよ。

ほぼ日刊イトイ新聞に連載されていた「新宿二丁目のほがらかな人々」が文庫になっていたので読んだんですが、しみじみ。恋に真剣な人々は、生きることに真剣なのよね。

ゲイの3人が恋愛問題・職場の人間関係・将来の不安についてなど、本質を衝いた鋭い意見を交わします。

独特の美しい言葉とイケズな表現で、笑っちゃいつつもちょっと冷や汗かいたり。

男性でもあり女性でもある「ほがらかさん」たちの視点には、共感したり感心したりすることしきりです。

男がなんでハズしたブランドものをプレゼントしちゃうのか、とか、「女はサプライズが好き」ってのは知ってるけど「サプライズ」の認識がちょっと違うとか。

読みながら膝を叩くたたく。叩きすぎて膝、腫れてしまいそう(笑)

特に「やきもちと嫉妬は違う」というくだりはね~、ぜひ読んでください。

男女関係の話ではなく、人間関係の話なんですけど。

 

で、この本には「ダメな恋について」は出てくるけど、「ダメ男について」は出てこない。

ゲイの皆さんは、異端に身を置くことで観察眼に長けているので、ダメ男とは最初から恋に落ちないものと思われます(笑)

そこいくとね~、私なんて(回想)

私は自分が若い頃はうんと年上の人が好きでした。初恋の人は千葉真一だし(笑)

高校生の頃はひとまわり歳が違う人と付き合ったり、片思いする相手も、私とその人の息子が同い年、なんて人だったり。

それがなぜか、自分が若くなくなってきたら年下の男とばかり付き合うように。

どーしてだったのかな~と考えたりしますが、要は私、恋愛に限らず人間関係において、「相手より優位に立ちたい」という気持ちがあったんですよ。

つまり、自分が若くて「価値がある」と思っていられたうちは年上がよくて、若くなくなってきたら立場が下と思える年下の方が良くなったってこと。

なんと嫌らしい人間でありましょうか(汗)

 

私が一番嫌いなのは「働かない男」なので、今まで働かないヤツとは付き合ったことがありません。

暴力もふるわれたことない。つか、殴る男って付き合わなくても分かる気がする。なーんとなく。

でも他のタイプのダメ男とは付き合ったよ~いろいろ~。んで、

「どうして私はこんなに酷い恋ばかりするのかしら」

と考えているうちに、

「んん??ひょっとして相手が悪いんじゃなくて、私がそういう男を選んでる??

と思い当たり。

そこでも、私の潜在的な「相手より優位に立ちたい」という気持ちが作用して、立派でしっかりした人でなく、流されやすいダメ男ちゃんを選んでいたとゆーわけです。

ダメ男に非があるわけじゃなく、自分がダメだったって話。

こうして文章にしてくると、本当にガックリくるわね(涙)

 

ただ、好きになるタイプのダメとならないタイプのダメはやっぱりあって、私の場合は前述の通り「働かない男」「暴力をふるう男」は絶対好きにならない。

それに自分が束縛されたくないから、束縛したり支配しようとするタイプもナシ。

私より言葉が巧みで、面白いことをいう人も男性として好きにはならない。優位に立てないと感じるから(笑)

でも、そういう自分に気づくとね、恋愛だけでなく、職場の人間関係とか親との関係の問題とかも、なんとなく納得がいったりするんですよ。

好きな人に良く思われたいとか、この行動、言動を相手はどう受け取るだろうとか、そんな想像力を働かせるのはやっぱり恋愛関係においてが一番顕著。

どんなに注いでるつもりでも、愛情って「注いでるよ~」ってアピールしないと注いでることにならない。でも「ほらほら、注いでるんだから!」って強くアピールすると嫌がられる(笑)

そのあたりのさじ加減も、経験することでしか身につかないんだよね。

だからお若い皆さま。酷い恋は、今のうちにしておきなされ。

後からきっと、いいことあるから(笑)

コメント

  1. ぐみ より:

    まみろうねえさまへ
    う~ん、ねえさまの恋愛解説に、
    いちいち納得です。
    そういえばの
    自分の場合も・・・。ですし。笑
    私の場合は
    ほぼ20年間
    当たって砕けろの世界で
    好きになって告白して
    砕けての連続。
    ろくに恋愛テクニックなんて
    (要は相手をその気にさせて
    相手から告白させる)
    皆無でしたね。
    今から思うと、
    なんて段取りが悪かったんだって
    おばかだな~って。
    でも、なんやかんやで
    今精神的にも安定してられる
    旦那さんと結婚できて良かったと思います。
    結局、巡り会わせなのかな?
    と不思議な部分も感じるんですよね。
    って話は長くなりましたが、
    運動、私もちょっとずつ
    再開。
    なんか変化があったら
    またご報告しに伺いますね。
    ではでは。

  2. まみろう より:

    >ぐみさん、いらっしゃいませ。
    共感してもらえました?(笑)いやホントに、若い頃は自分が被害者みたいな気持ちでいたけど、ぜーんぜん違うじゃんってことに気づいちゃったんですよ。知りたくなかったな~ははは~(弱笑)
    私はね、「好きだ」って言ってくれる人と、好きになる人が見事に違ってましたね(笑)優位に立ちたいなら、好きって言ってくれる人と付き合えばいいのにね~。若さの不思議。バカさともいうか。
    あら、何気にのろけも(笑)ごちそうさまv んでも今、幸せだと感じられるのは何よりですよ。私もそうだし。うふふ
    お、運動再開ですね。ムリせず頑張ってくださいまし!待ってますわ~
    コメントありがとうございます。

  3. ぷこ より:

    悔しいけど、共感~(笑)
    私も若い頃、自分だけが苦しい恋愛をしているって、思っていましたし、
    「つきあってあげてるのよ」的なスタンスじゃないと、落ち着いてお付き合いも出来なかったですねぇ。
    酷い恋で20歳前後を潰したご褒美(?)が、今のダーリン・・・う~む。微妙!(笑)

  4. まみろう より:

    >ぷこさん、いらっしゃいませ。
    悔しいんだ(笑)ああ、「付き合ってあげてる」って感じじゃないとダメだったタイプ??私はね、上から目線でありながら自分がぞっこんじゃないとダメというわけわかんないタイプだったよ(笑)
    アタックされるとひけ腰になってたな~。自信なかったんだよねきっと。今は根拠のない自信に満ち溢れているけれども。
    微妙ですか。・・・笑っていいの?ここ?(笑)