出産太りを解消すべく、運動と食事制限という王道ダイエットに行き着いたわたくし。40代にして肉体改造中。
痩せたし、今までに経験ないくらい筋肉もついたけど、いかんせん胸の小ささはどうしようもありません。
ま、40代にもなったら、今更巨乳になりたいとも思いませんが。
この本の著者、スーザン・セリグソンさんは規格外の巨乳さんだそうですが、タイム誌などに筆をふるう辣腕ライターさんでもあるとか。
そんな経歴の方だからこそ、この話題でこのような真剣かつ深遠なレポートが書けたのでしょうねぇ。
巨乳の友人に聞いてた話と同じことが載ってたりして、世界各国巨乳の悩みは一緒なのね。と思ったり。
しかしこの本の真髄は後半にあります。
だいたい、人はなぜ与えられた容姿に満足せず、肉体を改造したいと思うんでしょうか。
わたくしのように「出産太りを解消したい」という、いわば「元にもどりたい」というのではなく、そのままでも充分に美しく、かつ健康でなんの不自由もないというのに「改造」したくなるというのは何故なんでしょう。
オスを惹きつけるったって、もう結婚してて別に浮気願望も無い人妻が、豊胸手術を受けるのは何故??
渾身のレポートを読みながら、くすくす笑ってしまうのですが、腹の底に残る問題提起。
そう、人はなぜ、ありのままの自分を受け入れることが難しいのか。
著者の考えを読むと「さすが一流誌に文章を書いている人だなぁ」と思わされます。
表紙とタイトルの過激さに、臆してはいけません。
これは真面目な研究書ですよ。
女性の皆さん、必読です。
それにしても巨乳って、やっぱり大変よ。
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