「個人個人の能力にそれほど大差はない。違うのは段取り力だ。」
冒頭にそのように述べられております。まっったくその通りだと思います。
なぜ今頃この本を引き合いに出したかっつうことですが、この年末になってですね、しみじみと感じるからなんですよ。
「仕事の段取りというものを、もっと真剣に考えようぜみんな!」
仕事がうまくいかないのを、やれ部下のせいだ、やれ予算が少ないせいだと人のせいにするやつは多いですが、よーく考えてみよう。
その仕事の、段取りをちゃんと考えましたか??
もしくはやることなすこと上手くいかない。自分は能力が無いんだ!と嘆く前にですね、考えてみよう!
「段取りがまずかったのでは?」
うまくいかないのが段取りの未熟さ・不足だとすれば、改善できるわけですよ。
だから全ての失敗はムダにならないはずなのですよ。
それなのに、人のせいにしたり落ち込んで次を考えられなくなったりするから、改善されていかないし、せっかくした経験も無駄になるんですよ。
この「失敗は恥ずかしいことじゃない」という考え方も、今どきの若い人たちには足りない気がしますね。
わたくしの勤める会社で、ずっとフリーターをしている子たちに就職の意欲などを聞いてみることがありますが、皆、ちゃんと就職活動してないのね。
真剣に探してないし。
面接や筆記試験で落とされることを異様に恐れているように思います。
だいたい働くってことは、学生時代に作られた自分の人格(とその当時は思ってる)を、破壊されるところからスタートするんですよ。
就職活動だって、一度で希望の会社にすんなり入れる人なんて本当に一握りしかいませんし、誰もがうらやむ大企業に就職してる人だって、第一希望は落ちてたりするんですから。
かくいうわたくし、自慢じゃありませんが専門学校を卒業する際に受けた就職先は全部落ちました(えっへん)←?
そんなことでいちいち落ち込んでいられません。
そんなことで、自分を全否定されたことにはなりません。
めげずに就職し、仕事を得たら、段取り力を高めていこうよ。
どうせ最初からうまくなんてできないんですから、たくさん試して、失敗して、恥をかいて、段々無駄なく効率の良い段取りが立てられるようになればいいんですよ。
あらゆる能力は研磨することができるはず。
頑張っていきましょう!
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