ミュージカル「天使にラブ☆ソングを」を観てきました

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2016年5月から6月にかけて、帝国劇場で上演されたミュージカル「天使にラブ☆ソングを」を観てきました。

原作の映画は大好きで何度も観たけど、舞台を観たいとは、実は特に思ってなかったの。

ところが母と妹に「これ観たい!」と言われてですね、3枚取りましたよチケット。

私の中ではだいぶ前に観て、もう終わった公演って感じだけど、まだ全国のツアーは、2017年2月まで続くのね。すごいなぁ!

主演のデロリスが森公美子さんと蘭寿とむさん、その愛人のカーティスが大澄賢也さんと石川禅さんというダブルキャストでしたが、私は森・大澄ペアで観ましたよん。

あらすじはこんな感じです

 

クラブ歌手に憧れるデロリスはギャングのボス・カーティスの愛人。カーティスはクラブを経営しているがデロリスを舞台に立たせてはくれない。クリスマス近いある夜、ついに耐えきれなくなったデロリスはカーティスの元を去る決心をする。

出て行こうとしたとき、カーティスが子分どもと一緒に裏切り者を処刑しているところを目撃してしまい、デロリスは追われる身になる。

幼馴染の警官、エディ(石井一孝さん)は助けを求められ、デロリスを隠すのに最適な場所を思いつく。

そこは厳粛なカトリックの修道院だった。院長(鳳蘭さん)は反対するが、資金難の教会に警察から寄付がある、とオハラ神父(今井清隆さん)に説得されしぶしぶ受け入れる。

デロリスは修道女らしく振る舞うはずもなく、破天荒な暮らしを続ける。見かねた院長は、聖歌隊に参加し、他のことは一切しないようにと禁止した。

歌えることで一度は喜んだデロリスだったが、聖歌隊の歌の酷さにビックリ。そこで奮起し、聖歌隊の歌のレッスンを始める。

デロリスの指導で歌唱力もアップし、表現力もついた聖歌隊は注目を集め、やがてマスコミの取材を受けるまでになる。

しかしマスコミの取材で、デロリスがテレビに映ってしまい、居場所がカーティスたちの知るところとなる。

追われる身であったことをシスターたちに告白し、修道院を去ろうとするデロリスだったが、シスターたちとの間には、もはや絶ち切れない絆が生まれていた。

戻って来たデロリスをギャングから守るため、シスターたちも立ち上がり・・・

 

と、いうお話。痛快です。もうね、むやみやたらと楽しい(笑)

森さんがひたすら下品で可愛いし、カーティス役の賢也さんもなんか、間が抜けた感じで憎めない(笑)

そしてシスターたちの歌が上達して、1幕の終わりに見事な歌声を聴かせるところは涙が出たわ~。考えたら最初から歌が上手い人たちなのに、下手に歌うの難しくないのかしらね(笑)

歌はもう、本当にアガる。曲がキャッチーで楽しいのもあるし、なんせ歌のうまい人たちが揃ってて本当に気持ちよく聴けたし、楽しかったわ~。

 

デロリスの大らかさ、前向きさは魅力だけど、自分勝手でもあったのよね。それが、「皆のために」と考えるように変化するのもグッとくるし。

逆に、自分を抑え続けてきたシスターたちが、少しずつ自我に目覚めたり、表現力を身につけ歌っている時だけは開放感を感じたりと、人間らしくなっていくのもステキ。

院長役の鳳蘭さんはさすがの貫録で、ちょっとした間とか台詞の抑揚で可笑しさ倍増。厳しいんだけど、根底は愛に溢れた院長様ですごく愛らしかったです。

オハラ神父がシスターたちの活躍に便乗して、どんどんド派手になっていくのもおかしいし(笑)

楽しくて笑えて、わくわくする歌声が聴けて、ホントに楽しいミュージカルでした。次は息子を連れて行きたーい。

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