2014年9月23日、「小西遼生×小坂明子 with A.NOTES Live at BAJ」に行ってまいりました。
場所は東京・目黒にあるライブレストラン、BLUES ALLEY JAPANさん。
昼夜2公演あったんですが、今回は、ラドンナさんでのライブのように昼夜どちらかだけですよ、という制限がなかったため、両方行くことが出来ました。
夫には「同じ内容のライブだよね?」と確認されたりしましたが、同じ舞台を何度も観に行く人にそんなこと言ったってムダです。ええ、聞く耳なんて持ちませんことよ。つーん。
と、いうわけでやってきましたBLUES ALLEY JAPAN。
ライブは昼の部が15時スタート、夜の部が19時スタート。スタート時間よりだいぶ早く集まり、お友達と楽しくおしゃべりしたりして過ごしておりました。
開場時間の15分前から整列してもらう、ってことでしたが実際には30分以上前から人が集まりだし、お店の前はごったがえしてたわ~。
あまりスペースがないところなので、ここに150人近く並べるのかしら?と思ってたのよね。実際、ぎゅうぎゅうでしたけど(笑)
スタッフさんの仕切りで番号順に並び、開場時間ちょっと過ぎから入場開始。お店は地下なので入口を入るとすぐ階段で、ハイヒールの身にはちょっとおっかない感じでした。
席は自由なので、中でごちゃごちゃしたらイヤだなーと思ってたんだけど、走ったりたくさん席を抑えたりする人もいなくてスムーズに着席。
ライティングされてるステージを見て早くも興奮状態のわたくし(笑)
私はピアノが置いてあった側の、壁際にお友だちと固まって座り待機。オーダーはこの日のアーティストメニューだった「NOSTALOGIC」
爽やかだけどちょっと甘かったな~。下戸なのでノンアルで頼んだからかもしれませんね。
始まる前にお友だちと、
「皆さんはどこから出てくるのかな~」
「ラドンナさんみたいにステージの裏からじゃない?」
などと話していたんですけど、そうではなくお店の奥の、レジカウンター側から客席をぬって登場しました(笑)立ち見の方々は後ろから小坂さんや遼生さんが現れてビックリしたのではないかしら。
ステージにトントンと軽やかに上がりスタンバイ。その間にも遼生さんをじーーーとガン見するわたくし。
昼の部はグレーのスリーピースに黒シャツ、襟元を飾るラペルピンにゴールドのチーフでした。大人の装いで嬉しい。最近の遼生さんはスーツ姿が多くて嬉しいなぁ!ってすみません、スーツ似合う男に、とにかく弱いの私(笑)
さぁライブが始まります!
まずは有名すぎる映画「男と女」のテーマソングでオープニング。
間髪入れずに「メロディ・フェア」。映画「小さな恋のメロディ」のテーマソングのこの曲、若いころ好きで良く歌ったなぁ~、としみじみ。昼の部で遼生さんの出だしの音程が怪しかったのはヒミツ(笑)
声はすっごく良く出てて、たくさんリハーサルしただけあったね!って感じでした。
小坂さんはねぇ、正直、全盛期の声をリアルタイムで聞いていた身としては、あ~出なくなったね~という印象が否めませんでしたけど、遼生さんの声と相性が良いのでしょう、聞いてて心地よい感じでしたよん。
曲が終わって
「念願のライブです!やっと実現できましたね」
というお話があり、遼生さんが「仲良くさせてもらってます」と言えば小坂さんが「ステキっていうのはこういうことを言うんだ、と人生で初めて知りました」と返すという仲良しアピールMC(笑)
次の曲は小坂さんの曲で「タキシード・ミラージュ」。美少女戦士セーラームーンSのエンディングテーマだったそう。小坂さんはセーラームーン関連の曲を460曲も書いているんだそうですよ!すごーい。
舞台の曲も書いてるの、という話が出ると、遼生さんが
「ぼく実は、舞台のタキシード仮面のオファーもらったんですけど、他の舞台と被ってて出られなかったんですよ」
とか言い出してビックリ(笑)そんな事になってたら、私セーラームーンまで観に行く羽目になってたのかしら(汗)
小坂さんが遼生さんを初めて知ったのは舞台ラムネだった、という話から次の曲へ。
「皆さんにお手伝いいただきたいんです。フィンガークラップお願いします」
というので客席みんなで指パッチン。何を歌うのかしらと思ったら!「FEVER」を歌いだすではありませんか!!(興奮)
FEVER(フィーヴァー)はペギー・リーが歌ったのが有名ですけど、もともとはリトル・ウィリー・ジョンが歌ったR&Bの名曲。マドンナもカバーしてますね。私この曲大好きなんですよ~!!
遼生さんが「♪ Never No How Much I Love you」と歌いだした時に泣き出しそうになったのはヒミツです。ってヒミツ多い。
赤いライトを浴び、ほぼアカペラ状態で歌う遼生さんがセクシーすぎて気を失いそうになるわたくし。やめてその目つき・・・!(失神)まだ3曲目なのにここで卒倒してどうするよ!
で、次は「Fly Me to the Moon」。これもジャズの名曲ですね。私はトニー・ベネットが歌ってるのが好きなんですけど、フランク・シナトラが歌ったバージョンがポピュラーでしょうか。
しっとりしたステキな曲なんだけど、出だしを歌いだした小坂さんをひと目みた遼生さん、小坂さんが白いハートの形のメガネをかけていたのを見て、その後はほとんど小坂さんを見なかった(笑)そして歌い終わった後、
「聞いてないよね、その・・・メガネ(笑)一回見たらさぁ、二度とそっちを向かないほうがいいと」
「コニタンに見つからないように、ずーっと隠しもってたの」
「それどこで買ったんですか」
「Amazon」
場内大爆笑(笑)小坂さん可愛い!!
ベースの根岸さん、ギターの松下さんと共に、小坂さんのお家でのリハーサルが楽しかった、ご飯が美味しかったという話を和やかに。本当に皆さん仲が良さそうだし、小坂さんのお話が楽しかった~。
次は「ラ♪ラ♪ラのテーマ・温泉旅行Ver.」。恋に落ちたふたりが初めて混浴に入りに行くという設定(?)で楽しく小芝居(笑)小坂さんここでも可愛かった~。
続いて「帰れない二人」。井上陽水さんのアルバム「氷の世界」に入っていた曲だったと思う・・・違ったらゴメン。しかしいつもながら選曲がシブいぞ遼生。などと思いながら聞いていたのはヒミツです。ってまたかよ。
ここでメンバー紹介。ギターの松下誠さんは、小坂さんとは古いお付き合いなんだそうですね。ベースの根岸孝旨さんは小坂さんがずーっと憧れてらしたベース奏者で、今回初めてご一緒したということでした。
今回のライブは、遼生さんが「とにかく小坂さんと歌いたくて電話をしました」と小坂さんに連絡したことから決まって、開催できたんだとか。情熱的ね(笑)行動力あふれる小坂さんのおかげで、私たちも素敵なライブを楽しめて感謝。でもその後
「でもねぇ、コニタンのファンの方は、私に敵意を持ってくれないのよね~、『あなたとは間違いは起きない』ってにこやかなのよ~」
とか言い出す小坂さん(笑)
「でも今日は舞台上では男と女ですから。今日のテーマは男と女です」
と、ここで初めて本日のテーマが明らかに(笑)
次の曲は「Feelings」。これもモーリス・アルバートの有名な曲ですね~。私、ハイ・ファイ・セットさんが歌ってたのも好きだったけど、「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」って映画でミッシェル・ファイファーが歌ってたのがものすごく好きだったわ~。
私に歌わせてくれないかしら~遼生さんと歌いたーい。きっと横顔穴があくほど見つめて歌うわ~、などと妄想列車大爆走させながら聞いてたのはヒミ(以下省略)
そして次は小坂さんの曲で「あてのないストーリー」。メイプルタウンストーリーで使ってたかな?ちょっとうろ覚え。嘘ばっかりだったらごめん。
曲が終わって恋と音楽の関係性についてお話。小坂さんは、恋はたくさんしておいた方がいいよ~って話してた。私もそう思う。でも遼生さんったら
「スロースターターの上に、なかなか先に進んでいかない」
とか言ってたよ(笑)
恋愛関係って、人間関係の凝縮だよね。酷い恋でも幸せな恋でも、たくさんした人の方が のちのち良い味が出ると思うがどうか。ってライブと関係ない話で失礼(笑)
次は遼生さんの大好きな映画「ONCE」から「Lies」という曲。続けて遼生さんのオリジナル「ヘイ!マスター」、そして小坂さんが歌う「あなた」と続きます。
「あなた」はピアノのアレンジ素敵だったな~。で、ピアノの椅子に小坂さんと遼生さんが並んで座って「LOVE」。ジョン・レノンの初めてのソロアルバムに収録されてる曲で、シンプルで禅問答のような歌詞の曲です。遼生さんもちょっとだけピアノを弾いてました。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、もうラスト。最後の曲はスティーヴィー・ワンダーの「You Are The Sunshine of My Life」。私の好きな曲ばっかり。まるで私がセットリスト作ったみたい(笑)
登場時と同じように、客席をぬって退場する皆さん。アンコールの拍手に応えて、まずは根岸さん・松下さん・小坂さんが再登場。小坂さんのインストゥメンタル曲「ほろほろの風」を。
そして「こにたーん」の呼びかけに応えて遼生さんが再登場。歌ったのはオリジナルの「飛魚」でした。私は生で聴くの初めてで、じーんときた。
遼生さんは内省的な人だなぁと思うことが多い。そういう気質がこもってる曲でありつつ、きっと作った頃と30代の今では、自分の曲であっても解釈が違うんじゃないかしら。なんて思ってみたりしました。
本当のラストはオープニングと同じ「男と女のテーマ」。1本のマイクで歌い嬉しそうに笑うおふたりがとても!楽しそうで見てるこっちも幸せでしたよ~。
おふたりのオリジナル曲とカバー曲のバランスも良く、お話がとても楽しくてすごくステキなライブでした!またやって欲しい~。
夜の部は曲と進行は同じですが、お話がちょっと違っていたので次の記事で~。
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