さてさて、嶋田ちあきさんのメイクアップレッスンの続きです。
一通り説明が終わると、各自鏡の前に移動。用意されたアイテムを使って、まず自己流のお化粧を落とすところから始めます。
たった今、「お化粧を落とすのに皮膚を擦ってはいけませんよ」と聞いたばかりなのに、ついマスカラを落とすためごりごりと擦る私。
こらこら!今言われたばっかりやんけ!
脳内ひとりツッコミを入れつつ、擦らないようにゆっくり時間をかけてメイクを落としました。
思えば、私何をするにも気ぜわしいのよね。
だから何でもごりごりと力を入れてやってしまうのね。美しくなりたいなら、もう少し気持ちに余裕を持ち、ゆったりと優雅な動きができるようにならなくては・・・
と思いながらも、クレンジングのポンプをブシュブシュとせわしなく押す私。
いかんいかん!(汗)
なんとかメイクを落とし終え、化粧水と保湿クリームを塗ってさぁ、下地クリームを。んー、どのくらいの量使うんだっけ??
「これとこれを、それぞれ1センチくらいずつ出してお使いくださいね」
美しいスタッフのお嬢さんに助け舟を出していただき感謝。
普段は20代のお嬢さんに気後れすることなんてない私ですが、こと「美」に関しては自信がないのがありありと出ますね、態度に(泣)
さて、手の甲で下地クリームを混ぜ混ぜし、いざ顔へ。色は全然つきませんが、すっと伸びて良い感じ。
その後目の周りを除き、クリームファンデをつけます。色は嶋田ちあきさんプロデュースの、「ヌーディモア」のファンデーションの02。
皮膚を引っ張らないように、ぴたぴたとつけて、と。
「あ、手の上で薄く伸ばしてから、お顔にのせるといいですよ」
あっ、今聞いたばっかりなのに忘れてた(汗)
そう、色黒のコンプレックスがあるせいか、私はファンデーションを乗せるとき、顔にはっきりと色がつかないと不安なんです。
でもそれだと白塗りになりがち。厚化粧にもなりがちで、結局メイクが崩れやすくなってしまう。
あくまでもファンデーションは薄く。うすーくでいいんですよ、奥さん!
しかも、薄ーく伸ばしたファンデの上から、スポンジでトントンと叩くようにして余分な脂を取っていきます。
「これしか塗ってないのに・・・さらに取っちまっていいのか」
と不安になりますが、パウダーをのせる頃にはちょうどいいことがよく分かりますよ!
さて、ファンデも薄く伸ばしたしと。よーし、それじゃーコンシーラーを塗りましょう。えーと・・・どれを使ったらいいんだろ。
色がたくさんあって、選べません(汗)
これかなぁ、いや、白すぎるだろ。やっぱりこっち??でもこんな色じゃシミやくすみが隠れないんじゃ・・・??
不織布のケープを首にかけ、鏡の前でコンシーラーを睨み固まっている私に、またまたスタッフのお嬢さんが助け舟。
「お色、選びましょうか」
「はいっ!是非お願いしますっ!!」
“気をつけ”するような勢いでお願いする私。
スタッフのお嬢さん、コンシーラーを混ぜては私の顔に乗せ、混ぜては顔に乗せしておりましたが、美しく整えられた眉をひそめておられます。
「すみません、少しお待ちくださいね」
・・・私の顔が黒すぎるのか、用意されたコンシーラーでは色が合わなかった模様(号泣)
スタッフルームの奥から、ボビーブラウンのコレクター(コンシーラーよりカバー力が強いもの)を持ってきてくださったスタッフの方。
あのう、やっぱりこの顔、くすんでますよね?
「うーん、そうですね。首のお色やデコルテと比べて、お顔はお肌が疲れてらっしゃるかもしれませんね」
ああっやっぱし!!
分かっていたけど衝撃を受ける私に、スタッフの方は続けます。
「でも、お肌の色は変えられませんが、くすみは改善できますよ。正しいケアをお知りになれば、皆さん見違えるようにお綺麗になりますから」
・・・お嬢さん、ナイスフォロー!!(感涙)
そうよね、色黒は直せないけど、くすみは取れるわよね!
今日からちゃんとケアしようっと!!
スタッフの方が特別に持ってきてくださったコレクターと、ヌーディモアのコンシーラーの中の色を混ぜて、私に合う色を作ってもらいました。
ファンデーションのかたまりがあったので、伸ばしてもらっているところ(笑)
まぶたの上を、ファンデーションよりピンクの強いコンシーラーで塗ります。
目の下はさらに強いピンクで。
片目だけスタッフの方にやってもらい、もう片方の目を自分でやってみます。
うーん、やってもらってるときは簡単そうだけど、筆でちょびっと置いて、擦らずに指先で伸ばすのって難しいなぁ!
しかも目の際。やってもらった方はつるりとしているのに、自分でやった方はヨレヨレです(涙)
家かえって練習しなくちゃ!
続いてパウダーをのせます。パウダーはほんの少し、直径で3センチないくらいの量を、パフによーく揉みこんで使います。
まず頬に、力を入れずにすっと置く。で、押し付けず、パンパンと叩かずに顔の上に置いていくんですが、これまた、力を入れて叩きたくなるのよねぇ(困)
さて、これで顔の広い面積のところはおしまい。
おお、なんかつやつやしてちょうどいい感じだよ!ぼってりしてないし、何色か使ってるから、顔に立体感が出て自然な感じ。
そしてこれから眉を描く。描くんですけど・・・
眉って、難しいですよね(大汗)
私、若い頃にちゃんとしたお化粧というものを学んでいないので、今ごろになって苦労しているんですが、皆さん!
基本は大事ですよ!(言われなくても皆知ってるっつの)
あー、どうしてハタチの頃にパンクスなんかやってたんだろ・・・。眉なんか剃っちゃってたしなー。
どうしてあの頃、「愛されキャラ」を目指さなかったんだろ。ってそういう性質じゃなかったからだけどさ。
などと今後悔しても始まりません。とにかく眉を、眉を描かなくては!!
私は元々眉が濃いほうで、放っておくとまぶたの大部分に繁殖するので、定期的に剃ってはいるんですが、左右の高さも長さもかなり違います。
どうしていいかわからず、結局いつもどおりの「ほったらかし」眉の状態で鏡を睨んでいると、またまた先ほどのスタッフの方が。
「眉、難しいですよね~」
私をかなりのメイク弱者と認識したらしいスタッフの方、にこやかに微笑みながら、私が一度描いた眉をクレンジングで落としてくれました(涙)
「少し切りましょうね」
はいっ、切ってください!というか、切り方を教えてください是非。ぜひにも!!(哀願)
眉バサミでざくざくと切っていくスタッフの方。あーやっぱり、かなり要らないのね。もの凄く、切ってますよね!?
ほったらかしにしているんですから当然です。手順を見ていると、眉の下側、眉尻の方からハサミを入れて形を作っていくようです。
時々鏡を見て、バランスを見ながら整えてくれました。
これまたコンプレックスである、左右の眉の高さの違いは、右眉は下を削り、左眉は上を削ることでカバー。
おお、凄い!高さが揃ったよ!!(感動)
「すみません、半分くらい切ってしまいましたけど。これで、描いてみてくださいね」
いいんですいいんです!どうせボーボーに生やしてただけなんですから!!
眉を切っただけで、どのくらい印象が変わるかというとですね、
これが整える前。
これが整えてもらった後。
違うでしょう?!
さて、眉を描いていくんですが、顔の骨格によって眉山を決めようということでした。
自分の顔を外側から内側に向かって触っていくと、頬骨の一番高いところがありますよね?
「ここまでは顔の側面だけど、ここからは正面」
という境目のところ。
同じように、おでこを外側から内側に向かって触っていくと、おでこにも
「側面と正面の境目」
があるのがわかります。
その両方を縦に結んだ線上に、眉山を描く。
そうすると自然で美しい眉が描けるというわけです。
描く順番は、眉の下の線から。線を結構はっきり描いてしまい、中を塗って上を描く。次に眉尻の、やはり下側を描く。眉頭を描き、最後に山を作ります。
って書くと簡単だけど、これが一番大変ですよね~。
私には角度のついた眉が似合うということで、かなりはっきりした眉になりました。
会場には昼食が準備され、嶋田ちあきさん本人によるベースメイクのチェックが終わった人から食事しています。
い~い匂いがしていて、私もお腹が空いたけど、なんせ眉を整えてもらうのに、スタッフの方をひとり締め状態(汗)
当然、チェックは後の方に。食事ができたのは、午後2時過ぎになってしまいました。
私の眉を整えてくれたスタッフの方も、お腹減ったろうなぁ。どうも済みませんでした(謝)
昼食はヘルシーなお弁当。なかなか美味しかったですよん。
ただ、食事するのが遅くなったせいで冷め切ってしまっていたので、五穀米は固くて辛かった(涙)
温かいうちならもっと美味しかったろうになぁ。
いくらメイクの技術を磨いても、食べるものに無頓着ではいけないのでしょうね。身体に良いものを適量食べましょうというメッセージも感じつつ、いただきました。
ひと息ついて、午後は色付けをしていきま~す!
つづきはこちら。
コメント
まみろうさん、こんばんは!
ウシシシ…。ビリーさんの方で楽しませてもらっていますが、こちらにも進出してまいりました。
メイクアップレッスン、まみろうさんのレポート読んで勉強させてもらっております(授業料払わなきゃ?)。一にも二にもメイクは「土台作り」が肝心なんだなあと思いました。そして眉!眉の位置や形や色って、なんでこんなに顔の印象を左右するんでしょうか?顔の正面と側面??眉山はいつもその時の気分で作っていましたよ~。失礼ながらまみろうさんも眉を整えられて、断然よくなりましたよね。
ところで先日シュウウエムラの眉ブラシを買って、私の眉もそれまでよりは格段によくなったのですが、それとは別に、日によって眉の高さが左右で違うことが多かったんです。
最近知ったのですが、表情が乏しくて顔の筋肉がたるんだり、ずっと横向きで寝たりすることで、顔の造作がズレて非対称になるらしいんです!心当たりありまくりです!それを知って以来、意識して左右同じように目を見開いたり、口角を上げたりして(つまり不必要に明るくハイテンション)、夜は仰向きで寝るようにしています。
まみろうさんも、気をつけてくださいねー!
>くもすけさん、いらっしゃいませ。
進出ありがとうございます。嬉しいです。
どうも、コメント欄に不具合があったらしく、入れられなかったみたいなんですよね。何人かの方に「コメント入れられませんよ?」って問い合わせをいただいたので、夫に詰め寄ったところ、「あ、設定ひとつ違ってた」そうです。
どうもすみませんでした。夫、キツめにシメときましたんで、お許しくださいませ(謝)
メイクレッスン参考になれば嬉しいです。やっぱね~、基本が大事なんですよね、なんでも(笑)
表情が豊かなのはいいことですよねー。少々ハイテンションでもいいじゃないですか!私は以前、うつ伏せでないと眠れなかったんですけど、ビリーで腹筋がついたら仰向けでないと寝付けなくなりましたよ~。
コメントありがとうございます。